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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻6号

1989年06月発行

原著

滲出性中耳炎診断におけるMRIの応用

著者: 堀芳朗1 友田幸一1 三苫藤吉郎1 山脇利朗1 山下敏夫1 熊沢忠躬1 加藤勤2 田中敬正2

所属機関: 1関西医科大学耳鼻咽喉科学教室 2関西医科大学放射線科学教室

ページ範囲:P.435 - P.439

文献概要

I.はじめに
 近年の目覚ましい画像診断技術の進歩の中で核磁気共鳴画像法(magnetic resonancc imaging:MRI)は現在とくに注目を集める検査法の一つである。このMRIは水素原子密度の違いを反映し従来のX線画像とは違った情報を得ることができる。とくに従来のX線では困難であった軟部組織間の診断に優れている。今回このMRIを滲出性中耳炎患者に応用し,液貯留の状態ならびに耳管,上咽頭(アデノイド)病変との関係について従来のX線CT画像と比較検討し,その画像の特徴と本検査法の臨床的有用性について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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