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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻7号

1989年07月発行

トピックス 抗菌薬の選び方・使い方

耳鼻咽喉科・頭頸部疾患を中心として

テトラサイクリン系・マクロライド系・アミノ配糖体系薬剤の使い方

著者: 谷本普一1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第四内科学教室

ページ範囲:P.527 - P.532

文献概要

はじめに
 新キノロン剤や新しいセフェム剤など最近の抗菌剤の夥しい開発と感染症治療の進歩の中にあって,テトラサイクリン系抗生物質(TCs)やマクロライド系抗生物質(MLs)は一般細菌に対するその抗菌活性の点で新しい抗菌剤に席をゆずるかにみえた時期があった。
 しかし現在は黄色ブドウ球菌に対するTCsの抗菌活性,難治性気道感染症に対するエリス口マイシン(EM)療法など,抗菌活性の見直しや新しい適応の拡大などにより,TCsやMLsは再び評価されるべき薬物として登場してきている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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