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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻9号

1989年09月発行

トピックス 睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の検査と診断

著者: 戸川清1 宮崎総一郎1 山川浩治1 多田裕之1 板坂芳明1

所属機関: 1秋田大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.681 - P.687

文献概要

I.はじめに
 睡眠中に呼吸が寸時止まる現象は正常人でもみられるが,その回数は少なく,時間も短い。しかし呼吸停止が頻回に起こり,停止時間も長いと,その影響を無視できない。Guilleminaultら1)は10秒以上続く換気停止状態(sleep apnea)が1時間当り5回(sleep index 5)以上,または7時間の睡眠中に30回以上存在し,動脈血酸素飽和度(SaO2)低下,その他の臨床症候を伴う場合を病的と規定して睡眠時無呼吸症候群sleep apnea syndrome(SAS)と命名した。
 睡眠時無呼吸状態は換気と呼吸運動の同時記録結果から以下の3型に分けられる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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