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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻1号

1990年01月発行

トピックス 耳音響放射

自発ならびに誘発耳音響放射の関連性

著者: 佐藤信清1 吉鶴博生1 土田伸子1 犬山征夫1

所属機関: 1北海道大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.39 - P.44

文献概要

はじめに
 1978年,Kempの報告1)以来,耳音響放射については種々の報告がなされてきたが,その発生機序,病態との関連などについてはまだ不明の点も多い。また耳音響放射には,自発耳音響放射(Spontaneous otoacoustic emission,以下SOAE)と誘発耳音響放射(Evoked otoacoustic emission,以下EOAE)があり,いずれも外有毛細胞の指標となるのではないかと考えられているが,それらの関連についても検討を要する。我々はこれまて聴力正常者および感音難聴症例を対象にSOAFとEOAEをそれぞれ測定し,検討を加えてきた2,3)。そこで今回は,SOAEとEOAEの関連性についてまとめて述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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