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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻1号

1990年01月発行

医療ガイドライン

耳鼻咽喉科における細菌検査 3.急性扁桃炎,咽頭炎の原因菌の検査:A群溶連菌迅速診断法

著者: 杉田麟也1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.85 - P.88

文献概要

はじめに
 扁桃炎や咽頭炎の主要な原因菌はA群β溶連菌(溶連菌)である。大学病院など地域の基幹病院の成績では溶連菌は10〜20%にまで低下しているが,新鮮症例が集まるprimary care hospitalでは70%の検出率を占め,決して減少していない。
 溶連菌は合併症としての急性糸球体腎炎,リウマチ性心疾患原因となりうるので溶連菌感染の診断は非常に大切である。溶連菌による扁桃炎はペニシリンを10〜14日間内服させることで上述の合併症を予防できると米国の成書に記載されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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