文献詳細
文献概要
原著
包丁による頸部自傷の1例
著者: 宇山啓子1 館野秀樹1
所属機関: 1済生会神奈川県病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1019 - P.1023
文献購入ページに移動はじめに
頸部の開放性損傷は,ナイフなどの刃物やガラスなどの先の尖ったもの,銃弾によるものなどが知られている。諸外国の統計にくらべ1〜4),本邦では,銃刀類の所持の規制が厳しいという理由などから,症例報告は極めて少ない。
我々は,自殺の目的で包丁を頸部に刺し,頸椎に刃先が残存していた1例を経験したので報告する。
頸部の開放性損傷は,ナイフなどの刃物やガラスなどの先の尖ったもの,銃弾によるものなどが知られている。諸外国の統計にくらべ1〜4),本邦では,銃刀類の所持の規制が厳しいという理由などから,症例報告は極めて少ない。
我々は,自殺の目的で包丁を頸部に刺し,頸椎に刃先が残存していた1例を経験したので報告する。
掲載誌情報