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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻12号

1990年11月発行

トピックス 聴力改善手術

中耳換気チューブ留置術

著者: 小林俊光1 佐竹順一1 平澤由紀子1 髙坂知節1

所属機関: 1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.1055 - P.1059

文献概要

はじめに
 滲出性中耳炎に対する中耳換気チューブ留置術は1954年Armstrong1)によって紹介され,以後賛否はあるものの全世界に広く普及している2)
 1990年2月に筆者らが行ったアンケート調査(抽出数324,回収242,回収率74.7%)によると,わが国の耳鼻咽喉科医の間でもその有効性を評価するとの回答が98%を占めている。手技はいくつかのコツがあるが,全体としては容易である。むしろ適応の決定,留置後の管理,抜去をどうするかなどに未解決の点が多い。本稿では実際の手技とともにこれらの点につき私見を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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