文献詳細
原著
文献概要
緒言
鼻中隔膿瘍は今日では極めて稀な疾患となっているが,早期に適切な診断と治療がなされないと外鼻の変形,時に重篤な頭蓋内合併症や敗血症で死亡することがある。特に乳幼児では鼻閉,鼻漏,発熱などの感冒様症状で他科を受診し,その診断が遅れるため注意を要する。最近われわれは2例の鼻中隔膿瘍を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
鼻中隔膿瘍は今日では極めて稀な疾患となっているが,早期に適切な診断と治療がなされないと外鼻の変形,時に重篤な頭蓋内合併症や敗血症で死亡することがある。特に乳幼児では鼻閉,鼻漏,発熱などの感冒様症状で他科を受診し,その診断が遅れるため注意を要する。最近われわれは2例の鼻中隔膿瘍を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
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