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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻12号

1990年11月発行

鏡下咡語

突発性難聴 6つの話題

著者: 三宅弘12

所属機関: 1名古屋大学 2元,厚生省(突発性難聴)研究班

ページ範囲:P.1118 - P.1119

文献概要

1.日本で最初の報告者は誰か?
 早瀬夕美子さん(1951,東海地方会第11回大会)である。当時名古屋大学耳鼻科の医局員であった。まだ独身の可憐な女医さんで,紀子さんスマイルならぬ早瀬さんスマイルでいつもニコニコしていた。今は黒田と姓を変えて岐阜市で開業だが,過日学会のエレベーターで一緒になった時も幸せそうな笑顔をみせてくれた。
 彼女は恩師の後藤修二教授によって日本最初の報告者の栄誉を担うことになった。当時,教授は鼓室成形術がメインテーマであったので,このささやかな栄誉を勉強熱心な早瀬さんにプレゼントされたのかも知れない。今ではどんな研究題目にも自分の名を出さないと発表させない教授もいると聞くが,その点は実に爽やかなものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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