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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻13号

1990年12月発行

文献概要

トピックス 鼻茸

鼻茸治療上の問題点

著者: 吉見充徳1

所属機関: 1同愛記念病院

ページ範囲:P.1163 - P.1167

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はじめに
 鼻茸治療上最も問題となる点は,手術の必要性を患者に説明し,かえって来る言葉が,『鼻茸は手術してもまた出て来るんでしょ』であろう。これは私共耳鼻科医にとって本当に残念なことでありまた反省しなければならない点である。
 そこで私共は過去11年間の当院の手術例を反省の材料とするべく集例を行い,再発が本当に多いのか,どのような症例が再発しやすいのかを実態調査を行い,その結果から如何にしたら再発を防げるのか,鼻茸の治療成績を上げられるかという点の追究を行い,いささかの考察を加え,今後の鼻茸治療の一助になればと考える次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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