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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻13号

1990年12月発行

原著

先天性耳瘻孔の手術例について

著者: 八木一記1 西端慎一2 八尾和雄1 高橋廣臣1

所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2西端耳鼻咽喉科医院

ページ範囲:P.1175 - P.1178

文献概要

はじめに
 先天性耳瘻孔は,耳鼻咽喉科医が日常臨床においてしぼしば遭遇する疾患の一つである。通常は放置して差し支えない場合が多く,日常あまり注目される疾患ではない。しかしながら,感染を起こし膿瘍状に腫脹した場合,比較的容易に切開排膿治療が行われることがあるが,これでは,自然の排膿路が塞がれ,再発が繰り返されることが多くなる。このような場合には,耳瘻孔摘出術が必要となる1)
 今回,摘出術を要した先天性耳瘻孔につき,臨床統計を行い,さらに,瘻孔開口部と耳介軟骨との関係,および,耳瘻孔の形状との関係について検討した。また,再発例についてこれらの関係からみた考察を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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