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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻2号

1990年02月発行

トピックス 音声外科

音声外科手術前後の音声評価について

著者: 笠誠一1

所属機関: 1九州大学医学部耳鼻咽喉科教室

ページ範囲:P.125 - P.128

文献概要

はじめに
 音声外科のための特別な音声検査というものはない。音声検査のデータが術前は手術の適応の判断や手術手技決定の資料となり,術後は手術による治療効果の判定の資料となるのは他の外科治療の場合と同様である。
 近年,外科的に治療できる音声疾患はラリンゴマイクロサージャリーの発達により,だれでも簡単に手術することが可能となった。しかし,本手術を従来からある局所麻酔下に行う喉頭鉗子を用いた摘出と同じように,単なる腫瘍・腫瘤の摘出方法としてとらえ,音声障害の評価を十分に行うことなく,施行している施設もあるのは困ったことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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