文献詳細
トピックス 音声外科
文献概要
はじめに
音声外科のための特別な音声検査というものはない。音声検査のデータが術前は手術の適応の判断や手術手技決定の資料となり,術後は手術による治療効果の判定の資料となるのは他の外科治療の場合と同様である。
近年,外科的に治療できる音声疾患はラリンゴマイクロサージャリーの発達により,だれでも簡単に手術することが可能となった。しかし,本手術を従来からある局所麻酔下に行う喉頭鉗子を用いた摘出と同じように,単なる腫瘍・腫瘤の摘出方法としてとらえ,音声障害の評価を十分に行うことなく,施行している施設もあるのは困ったことである。
音声外科のための特別な音声検査というものはない。音声検査のデータが術前は手術の適応の判断や手術手技決定の資料となり,術後は手術による治療効果の判定の資料となるのは他の外科治療の場合と同様である。
近年,外科的に治療できる音声疾患はラリンゴマイクロサージャリーの発達により,だれでも簡単に手術することが可能となった。しかし,本手術を従来からある局所麻酔下に行う喉頭鉗子を用いた摘出と同じように,単なる腫瘍・腫瘤の摘出方法としてとらえ,音声障害の評価を十分に行うことなく,施行している施設もあるのは困ったことである。
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