文献詳細
トピックス 頭頸部癌に対する制癌剤の選択
文献概要
はじめに
甲状腺を除けば頭頸部癌の大部分は組織型が扁平上皮癌であるために,化学療法の主眼は組織型が扁平上皮癌に向けられている。そのため,腺系癌を対象としたトライアルは少なく,奏効性などの十分な検討が行われていないのが現状である。
しかし,耳下腺ほかの唾液腺,外耳道,上咽頭,鼻・副鼻腔には少なからず腺癌,腺様嚢胞癌がみられ,その病態を十分に理解し,適切な治療法を選択して治療成績を高めるよう望まれる。
甲状腺を除けば頭頸部癌の大部分は組織型が扁平上皮癌であるために,化学療法の主眼は組織型が扁平上皮癌に向けられている。そのため,腺系癌を対象としたトライアルは少なく,奏効性などの十分な検討が行われていないのが現状である。
しかし,耳下腺ほかの唾液腺,外耳道,上咽頭,鼻・副鼻腔には少なからず腺癌,腺様嚢胞癌がみられ,その病態を十分に理解し,適切な治療法を選択して治療成績を高めるよう望まれる。
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