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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻3号

1990年03月発行

医療ガイドライン

耳鼻咽喉科における真菌検査—同定:カンジダ症について

著者: 村井信之1

所属機関: 1獨協医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.257 - P.263

文献概要

はじめに
 現在の臨床細菌検査は一般細菌に重点が置かれており,真菌は軽視される傾向がある。この原因としては白癬などの皮膚科真菌症の検査は皮膚科で行われ,検査室に提出される機会が少いこと,また,真菌症の治療のためには詳細な菌種の同定は必ずしも必要としないことなどがあげられる。
 一方,近代医療の副現象ともいえるOppor—tunistic infectionの増加が問題となっている。この中で真菌の病原菌としての役割は大きいことから,これらの分離,同定の技術は不可欠であり,検査の需要も増大するものと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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