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トピックス ダニとアレルギー
小児とダニ
著者: 赤坂徹1 内村公昭2 山口博明3 丸尾はるみ1 三ツ林隆志4 高木学5 岡田文寿6 鈴木五男6 前田和一1
所属機関: 1埼玉医科大学小児科 2元,埼玉医科大学小児科 3丸山記念病院小児科 4幸手総合病院小児科 5高木病院 6埼玉県立寄居こども病院
ページ範囲:P.297 - P.303
文献購入ページに移動最近10年間の気管支喘息が急激に増えている理由の一つとして,換気が不十分な上にアルミ・サッシにより気密性が高くなり,じゅうたんの使用頻度が増えるなど家屋構造の変化がダニの成長に好都合になったことがあげられている1)。
小児科領域におけるダニの関わり合いは,アレルギー疾患,特に気管支喘息,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎の原因として報告されている。本稿では,主要な吸入抗原であり最近では皮膚からの感作が報告されているDermatophagoides(ヒョウヒダニ)属と,食品から発見されて吸入抗原としても注目されているstorage Mites (ニクダニ)の臨床的意義,診断と治療について述べる。
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