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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻4号

1990年04月発行

原著

声帯に発生した尋常性疣贅—human papilloma virusの免疫組織化学的検索

著者: 山本祐三1 川上友美1 坂哲郎1 中島徹1 牧本一男1 高橋宏明1

所属機関: 1大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.331 - P.335

文献概要

緒言
 喉頭に発生した尋常性疣贅は極めて頻度が低く,確定診断に際し喉頭角化症,扁平上皮性乳頭腫,疣贅性増殖症,疣状癌などと鑑別が困難なことが多い。著者らは声帯に発生し,再三の切除術にもかかわらず旺盛な増生力を示し,遂には喉頭全摘出に到るという興味ある臨床経過を辿った声帯尋常性疣贅の一症例を経験したので,確定診断に至る経緯と診断方法の意義について検討し報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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