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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科62巻5号

1990年05月発行

原著

純音ならびに語音聴力検査と難聴の自覚程度との相関

著者: 小林謙1 石田祐子1 佐久間文子1 相原康孝1 神尾友和1

所属機関: 1神尾記念病院

ページ範囲:P.419 - P.423

文献概要

はじめに
 難聴の程度を知る上で純音聴力検査が重要であることはいうまでもない。しかし,純音聴力検査の結果が患者の自覚的な難聴程度と合致しないことを時に経験する。この場合日常のことばの聴こえを調べる語音聴力検査がより患者の自覚と合致する可能性もある。一方,患者の自覚症状およびその程度を把握するのに質問表が有用とされ,しぼしば用いられる。難聴に関する質問表から得られた患者の自覚症状と,純音聴力検査および語音聴力検査の結果との間にどのような相関があるかを検討することは,難聴患老の自覚症状をより正確に把握するのに不可欠であり,質問表が適切なものであるかを知る上で重要であると考えられる。今回,純音聴力検査ならびに語音聴力検査の結果と難聴に関する質問表の結果を比較し,純音聴力および語音聴力と患者の難聴の自覚との相関について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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