文献詳細
文献概要
鏡下咡語
幻のPuck
著者: 川端五十鈴1
所属機関: 1埼玉医大総合医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.514 - P.515
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数年前のこと,耳介のDarwin結節は進化論のDarwinのことですかときかれた。つづいてその命名の由来を質問されるのではと内心びくびくしながらもちろんですと答えた。Darwin結節は耳介結節ともいい,耳輪の内側の遊離縁に突出した小結節である。その後,この命名由来を調べてゆくうちにわかったことは,結節の発見者は実はDarwinでなく,同時代の彫刻家Woolnerであり,結節の発見にかかわっているのが表題の妖精Puckである。
数年前のこと,耳介のDarwin結節は進化論のDarwinのことですかときかれた。つづいてその命名の由来を質問されるのではと内心びくびくしながらもちろんですと答えた。Darwin結節は耳介結節ともいい,耳輪の内側の遊離縁に突出した小結節である。その後,この命名由来を調べてゆくうちにわかったことは,結節の発見者は実はDarwinでなく,同時代の彫刻家Woolnerであり,結節の発見にかかわっているのが表題の妖精Puckである。
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