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トピックス 小児副鼻腔炎
小児副鼻腔炎に対する手術の術後結果—顕微鏡下拡大アントロストミー手術
著者: 杉田尚史1 篠田仲正1 浅井和康1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.647 - P.651
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小児副鼻腔炎は近年軽症化してきているといわれるが,高度病変を有する小児副鼻腔炎が無くなった訳ではなく,これらは保存的な外来治療に抵抗し改善しない事が多い。われわれは難治性小児副鼻腔炎症例に対し,拡大アントロストミーを中心とした手術治療を行っている。この拡大アントロストミーの意図するところは,上顎洞内に存在する犬歯の胚芽を損傷することなくでき得る限り大きな上顎洞の開窓を確保することにある。今回難治性小児副鼻腔炎に対する拡大アントロストミーを中心とした手術治療の成績につき検討したのでここに報告する。
小児副鼻腔炎は近年軽症化してきているといわれるが,高度病変を有する小児副鼻腔炎が無くなった訳ではなく,これらは保存的な外来治療に抵抗し改善しない事が多い。われわれは難治性小児副鼻腔炎症例に対し,拡大アントロストミーを中心とした手術治療を行っている。この拡大アントロストミーの意図するところは,上顎洞内に存在する犬歯の胚芽を損傷することなくでき得る限り大きな上顎洞の開窓を確保することにある。今回難治性小児副鼻腔炎に対する拡大アントロストミーを中心とした手術治療の成績につき検討したのでここに報告する。
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