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原著
末梢性顔面神経麻痺を初発とした第4脳室腫瘍の1例
著者: 石川孝1 宮野和夫2
所属機関: 1自治医科大学耳鼻咽喉科学教室 2青森県立中央病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.9 - P.12
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末梢性顔面神経麻痺は,その障害部位として小脳橋角部,側頭骨内およびそれより末梢であることが大多数である。しかし稀には橋にある顔面神経核および顔面神経髄内部の病変によって起こることも報告されている1〜3)。
今回,われわれは末梢性顔面神経麻痺を初発とし,その障害部位として第4脳室腫瘍による髄内部の圧迫が考えられた1例を経験したので報告する。
末梢性顔面神経麻痺は,その障害部位として小脳橋角部,側頭骨内およびそれより末梢であることが大多数である。しかし稀には橋にある顔面神経核および顔面神経髄内部の病変によって起こることも報告されている1〜3)。
今回,われわれは末梢性顔面神経麻痺を初発とし,その障害部位として第4脳室腫瘍による髄内部の圧迫が考えられた1例を経験したので報告する。
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