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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法

1.耳痛

著者: 星野知之1

所属機関: 1浜松医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.9 - P.11

文献概要

 耳痛は外耳か中耳に疾患がある場合にみられるものが大部分であるが,他部位からの放散痛(referred pain)が耳痛として感じられる場合がある(表1).放散痛をおこす病変は,中・外耳の主な知覚支配神経である舌咽・三叉神経の分布する領域の病変に多いが,耳介や外耳道の小さな範囲に知覚枝を出す顔面・迷走・頸神経(C2,3)の領域も関与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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