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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法

9.外鼻変形

著者: 今野昭義1 仲野広一1

所属機関: 1千葉大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.37 - P.42

文献概要

 外鼻変形をおこす基礎疾患は多彩であり,病変が外鼻,鼻腔に限局するものだけでなく,副鼻腔,頭蓋底,歯牙周囲の病変が外鼻,鼻腔に進展し,外鼻変形の原因となることがある.これらの基礎疾患は表1のように分類される.多くは外鼻変形の内容と病変の部位,進展範囲をもとに問診,視診,触診,単純X線検査,断層X線検査によって鑑別できるが,鑑別に難渋する2〜3の疾患がある.必要に応じX線CT,MRI,血清学的検査,生検を組合わせて診断する.
 実際には変形の内容に応じて鑑別すべき疾患は限られるために,本稿では変形の内容ごとに基礎疾患を整理し,鑑別と治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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