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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法

14.視力・眼球運動障害

著者: 気賀沢一輝1

所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.56 - P.58

文献概要

 耳鼻科領域の疾患によって視力,眼球運動障害が生じることは,その解剖学的近接性から容易に推察される.眼窩内へ波及する病変の形は,炎症,嚢腫,腫瘍が主体である.眼球突出をともなう場合は診断は容易であるが,ともなわない場合は見逃されて,治療の時期を逸する場合も生じ得る.視力,眼球運動障害をみたら,まず隣接部位の異常の検索から始めなくてはならない.そのためには,眼科医と耳鼻科医はお互いの領域の基本的知識を身につけ,いつでも協力しあえる体制をとっておかなくてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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