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特集 外来診療マニュアル—私はこうしている I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法
20.いびき・睡眠時無呼吸
著者: 今野昭義1 広瀬勝治1 仲野広一1
所属機関: 1千葉大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.75 - P.79
文献購入ページに移動いびきは持続性のいびきと周期的に無呼吸を伴う周期性いびきに分けられる.持続性いびきでは気道狭窄はあっても狭窄に打ち勝つ換気努力が持続し,血液ガス組織の変化はみられない.気道狭窄の程度は筒期性いびきと比較すると軽度である.また図1の低換気の時期にみられる吸気性の狭窄音と過換気の時期に軟口蓋を中心とする中咽頭組織粘膜の振動によって生ずる呼気性,吸気性の振動音に分けられる.いびきの種類と強さから上気道狭窄のおおよその程度を推察できる.
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