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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

文献概要

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法

29.頸部腫脹

著者: 行木英生1

所属機関: 1静岡赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.106 - P.109

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 頸部腫脹と頸部腫瘤とを明確に区別することはなかなか難しいと思われるが,しいていえば,腫脹は表面的な瀰漫性の腫れであり,腫瘤は正常組織とは異なる組織が限局性に瘤を作っていると表現できる.したがって,腫瘤の上に厚い組織があると,表面的には腫脹と見なされることもある.このように,視診や触診では区別しにくいこともあるが,CTやMRIあるいは超音波の画像を利用することにより,腫脹と腫瘤とは鑑別することができる.本項では頸部腫脹の診かた・とらえ方とその対処法について述べる.頸部腫瘤については別項に詳述されているが,本項では鑑別診断として,その一部を取り上げる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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