icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法

33.喀血

著者: 北原哲1

所属機関: 1防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.120 - P.121

文献概要

 喀血とは下気道からの出血であり,咳嗽に伴って,泡状の気道分泌物を含んだ鮮紅色の血液を喀出する状態をいう.これに対して吐血は消化管からの出血で,暗赤色を呈し,食物残渣を含んでいることが多い.血痰や喀血を主訴として来院する患者には,つぎの三種類がある.
 1.昨日以前に血痰を認めたが,来院時には血痰はない 2.昨日以前に血痰を認め,来院時にも血痰を認める 3.咳嗽とともに血液を喀出する

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら