icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

II.外来治療の実際—私の処方

2.先天性外耳瘻孔

著者: 西田之昭1

所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会 浜の町病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.128 - P.129

文献概要

 概説
 外耳瘻孔は日常診察で比較的多く遭遇する外耳の先天奇形である.その頻度は3%前後,1側性のことが多く,開口部は耳前部,耳輪の前にあるものがほとんどである.ときに耳輪脚部にあり,その他の部位に開口することは稀である.胎生期の第1鰓弓と第2鰓弓の小隆起の癒合不全によって起こるとされており,遺伝傾向が認められるという.
 多くの患者は自覚しないが,分泌液が出ると気になる.感染を起こした場合に治療の対象となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら