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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

II.外来治療の実際—私の処方

27.鼻前庭嚢胞

著者: 坂本裕1

所属機関: 1川崎市立川崎病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.200 - P.201

文献概要

 鼻前庭嚢胞は鼻前庭部に発生する嚢胞性疾患の総称と考えてよい.部位的には大部分が下鼻道前端の鼻前庭粘膜下に存在し,左右いずれかに偏することが多いが正中例,両側例も時に見られる.発見時年齢は20〜50歳台が大多数である.鑑別すべき疾患としては歯性嚢胞(歯根嚢胞,濾胞性歯牙嚢胞)術後性上顎嚢胞等があるが部位,性状などから比較的容易に鑑別可能である.治療としては嚢胞壁全体を含めた摘出が望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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