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特集 外来診療マニュアル—私はこうしている II.外来治療の実際—私の処方
36.咽喉頭異常感
著者: 鈴木理文1
所属機関: 1横浜市立市民病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.220 - P.221
文献購入ページに移動 概説
咽喉頭異常は主として下咽頭,喉頭付近に自覚される異常な感覚で,局所の異常や,全身疾患における症状の一つとして,異物感,狭窄感,乾燥感,掻痒感,灼熱感などが訴えられる.症状を訴えているにもかかわらず諸検査を行っても,頭頸部はもちろんのこと全身的にも何ら異常を認められない状態を咽喉頭異常感症と呼び,40〜50歳代の成人に多い.
また本症状は頭頸部悪性腫瘍の初期症状の一つとして発現することも多く,原因となる疾患の有無についての精査および経過観察が大切である.
咽喉頭異常は主として下咽頭,喉頭付近に自覚される異常な感覚で,局所の異常や,全身疾患における症状の一つとして,異物感,狭窄感,乾燥感,掻痒感,灼熱感などが訴えられる.症状を訴えているにもかかわらず諸検査を行っても,頭頸部はもちろんのこと全身的にも何ら異常を認められない状態を咽喉頭異常感症と呼び,40〜50歳代の成人に多い.
また本症状は頭頸部悪性腫瘍の初期症状の一つとして発現することも多く,原因となる疾患の有無についての精査および経過観察が大切である.
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