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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている

II.外来治療の実際—私の処方

42.喉頭ポリープ

著者: 矢島洋1

所属機関: 1静岡済生会総合病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.232 - P.234

文献概要

 喉頭ポリープには声帯結節,声帯ポリープ,ポリープ様声帯がある(図1).声帯結節(特に小児結節)は嗄声の程度が比較的軽く結節もそれほど大きくない場合は音声治療を指導するのみで積極的な治療は行わない.声帯ポリープ,ポリープ様声帯も軽い場合はまずVoice Rest,ステロイドやボスミンの吸入療法を試みる.手術は最近はマイクロサージェリーの発達もあり声帯結節,ポリープ様声帯に対しては主として入院の上,全身麻酔下にラリンゴマイクロサージェリーで摘出しており,外来治療としては有茎性の声帯ポリープに対して局所麻酔下に,間接喉頭鏡を使用してカールライネル型喉頭鉗子で摘出している(図2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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