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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻11号

1991年11月発行

文献概要

特集 外来診療マニュアル—私はこうしている II.外来治療の実際—私の処方

49.壊死性リンパ節炎

著者: 甲能直幸1 有輪六朗2 川井田政弘1 中村有邦3

所属機関: 1東京都立大塚病院耳鼻咽喉科 2東京都立大塚病院検査科 3東京都立大塚病院内科

ページ範囲:P.250 - P.251

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 壊死性リンパ節炎とは病理組織学的に定義された概念である.したがって,その診断も生検リンパ節の組織像において確定される.臨床症状の特徴としては,発熱と疼痛をともなう多発性の頸部リンパ節腫脹である.春から夏にかけて若い女性に好発する.検査成績では,白血球減少,GOT,GPT,LDH,LAPの上昇および血沈の亢進を認めることが多い.病因は感染説,アレルギー説などがあるが,いまだ確立されていない.予後は一般に良好で約1〜4カ月の経過で自然治癒する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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