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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻12号

1991年11月発行

トピックス 耳鼻咽喉科領域の異物とその除去法

口腔咽頭異物とその除去法

著者: 石川和夫1 高橋敏江1 吉野泰弘1

所属機関: 1秋田大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.841 - P.846

文献概要

 はじめに
 日常診療で上部消化器および呼吸器領域の異物症に遭遇することは少なくない。異物の存在する解剖学的な部位,異物の種類と大きさ,受診までの日数,年齢,患者のもっている基礎疾患により,異物症の臨床像はいろいろな修飾を受ける。しかし,異物の存在部位を正確に診断してこれを除去することにより,患者は,速やかにその苦痛から開放される。従って,できるだけ速やかで適切な処置が望まれる。
 異物が口腔・咽頭領域に存在することは,少なからずある。しかし,口腔内異物では,その発見と除去に専門的な技術や,機器を要するほどの症例は少なく,臨床的に問題となるもののほとんどが,咽頭異物である。ここでは,口腔・咽頭異物の統計,臨床像,検査と除去法について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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