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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻4号

1991年04月発行

原著

側頭窩下に発生した横紋筋肉腫の治療経験

著者: 大道卓也1 川上晋一郎1 渡辺周一1 増田游1 内藤好宏2 小川晃弘3

所属機関: 1岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2姫路赤十字病院 3広島市民病院

ページ範囲:P.331 - P.334

文献概要

 はじめに
 鼻副鼻腔領域の横紋筋肉腫は比較的まれな悪性腫瘍であり,診断,治療に難渋する場合が多い。病理検査体制の進歩により病理学的診断に際しては早期に診断しえたものの側頭下窩というsilentareaに発生していたため患者の受診が遅れ,かなりの開口障害をきたしていた症例を経験した。術前化学療法および放射線療法の後,根治的手術を行ったが,治療に伴ういくつかの問題点を経験したので文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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