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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻5号

1991年05月発行

原著

鼻腔内神経鞘腫と合併した聴神経腫瘍症例

著者: 寺薗富朗1 大森敦子1 大島渉1 粂俊之1 中尾美穂1 紀平晋也1 松本真吏子1 水越文和1 久保哲2

所属機関: 1京都第二赤十字病院耳鼻咽喉科・気管食道科 2京都第二赤十字病院脳神経外科

ページ範囲:P.407 - P.411

文献概要

 はじめに
 神経鞘腫は有髄神経の分布領域にはどこにでも発生する可能性があるが,耳鼻科領域の好発部位としては前庭神経が存在する側頭骨・小脳橋角部が圧倒的に多く,舌・咽頭と続き,鼻副鼻腔神経鞘腫は比較的稀である。
 今回われわれは鼻腔内および小脳橋角部に神経鞘腫の重複発症を認めた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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