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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科63巻6号

1991年06月発行

トピックス 耳鼻咽喉科医のための甲状腺疾患

甲状腺機能亢進症と低下症

著者: 窪田哲昭1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.437 - P.441

文献概要

 I.甲状腺機能亢進症
 甲状腺機能亢進症は甲状腺でホルモンの合成分泌が亢進し,血中の甲状腺ホルモン濃度が高値となって甲状腺中毒症をきたす疾患である。また甲状腺中毒症とは甲状腺機能のいかんを問わず甲状腺ホルモンの過剰に対して末梢組織が反応した結果起こる病態のことをいい,これらの疾患を列挙すると表1のごとくとなる。
 一般臨床ではしばしばこの両者は混同して用いられるが厳密には同一のものを指しているわけではなく,甲状腺機能亢進症は中毒症に包含されることになり,表1の①に属するものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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