文献詳細
鏡下咡語
文献概要
サル年ということもあり,また日本の霊長類学の「開祖」であられる今西錦司博士が他界された年であり,そして筆者は「化石人類学一人の進化」に興味をもっているので,稿を求められたのを機に「サルとヒト」と題してチンパンジンについて駄文を弄したい。
ヒトは自分の都合のよいように解釈するものらしい。たとえば,ヒトの特徴を「直立二足歩行をする」とか,「道具を使う能力を持つ」とか,「言語を操る」と決めて,他の動物より優れた存在と勝手にみなしてきた。
ヒトは自分の都合のよいように解釈するものらしい。たとえば,ヒトの特徴を「直立二足歩行をする」とか,「道具を使う能力を持つ」とか,「言語を操る」と決めて,他の動物より優れた存在と勝手にみなしてきた。
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