文献詳細
原著
文献概要
緒言
小脳橋角部腫瘍としては,聴神経腫瘍が代表的であり,典型的な症例の診断は容易である。しかし,軽微な聴力障害,平衡障害を主訴に耳鼻咽喉科を受診するもののなかにも,様々な小脳橋角部病変を有する症例が含まれている1)。今回,われわれは,軽微な聴覚障害,平衡障害を主訴に受診した小脳橋角部クモ膜嚢胞の症例を経験したので,その神経耳科学的所見,および,画像所見を中心として報告する。
小脳橋角部腫瘍としては,聴神経腫瘍が代表的であり,典型的な症例の診断は容易である。しかし,軽微な聴力障害,平衡障害を主訴に耳鼻咽喉科を受診するもののなかにも,様々な小脳橋角部病変を有する症例が含まれている1)。今回,われわれは,軽微な聴覚障害,平衡障害を主訴に受診した小脳橋角部クモ膜嚢胞の症例を経験したので,その神経耳科学的所見,および,画像所見を中心として報告する。
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