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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科64巻4号

1992年04月発行

原著

突発性難聴予後の検討

著者: 馬場俊吉1 大河原大次1 八木聰明1 青木秀治1 波多野吟哉1

所属機関: 1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.277 - P.281

文献概要

 はじめに
 突発性難聴は感音難聴の中でも,聴力回復を望むことのできる数少ない疾患の一つである。そのため従来より様々な治療方法が試みられ,数多くの治療成績が報告されている。一方,治療方法とは別に突発性難聴の予後に影響を与える因子の報告も数多くなされている。子後因子としては年齢,発症時の聴力レベル,聴力型,発症から治療までの期間,前庭症状の有無などが上げられている。しかし,これらの報告の中には母集団の治療法が異なっていたり,治療法が全く述べられていないものもある。また,治療結果の判定方法も報告によりまちまちである、そこで,治療方法を一定にし,治療結果を聴力経過,聴力改善度,聴力改善率で判定し,予後を左右する因子との検討を行ったので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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