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原著
頸部放線菌症の2症例
著者: 西山耕一郎1 高橋廣臣1 八尾和雄1 鎌田利彦1 井口芳明1 設楽哲也1
所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科教室
ページ範囲:P.405 - P.410
文献購入ページに移動抗生物質のない時代には,放線菌症は皮膚に腫脹,硬結,瘻孔を形成し,極めて治療がむずかしく,慢性に経過する難治性の疾患であった。しかしペニシリンをはじめ種々の抗生物質の出現で,症例数は減少し,また定型的な症例も少なくなってきている。われわれは,2例の頸部放線菌症を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
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