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原著
鼻内内視鏡を用いた眼窩内壁骨折の治療
著者: 渡邉昭仁1 篠原宏1 野平久仁彦2 坂村律生2
所属機関: 1日鋼記念病院耳鼻咽喉科 2日鋼記念病院形成外科
ページ範囲:P.425 - P.430
文献購入ページに移動眼窩吹き抜け骨折は下壁骨折が多く,内壁骨折は少ないといわれてきた。しかし,CT検査が多くの施設にてルーチンに行われるようになった今日では,眼窩内壁骨折も容易に見つかるようになり珍しいものではなくなってきた。
これら内壁骨折の治療は内眼角切開,頭皮冠状切開を用いたアプローチが行われることが多い。われわれは鼻内内視鏡を用いたアプローチを行い整復術を行っている。本方法は手術侵襲も少なく,眼窩内壁骨折治療には有用な方法と考えられたので報告する。
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