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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科64巻6号

1992年06月発行

文献概要

原著

鼻内内視鏡を用いた眼窩内壁骨折の治療

著者: 渡邉昭仁1 篠原宏1 野平久仁彦2 坂村律生2

所属機関: 1日鋼記念病院耳鼻咽喉科 2日鋼記念病院形成外科

ページ範囲:P.425 - P.430

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 はじめに
 眼窩吹き抜け骨折は下壁骨折が多く,内壁骨折は少ないといわれてきた。しかし,CT検査が多くの施設にてルーチンに行われるようになった今日では,眼窩内壁骨折も容易に見つかるようになり珍しいものではなくなってきた。
 これら内壁骨折の治療は内眼角切開,頭皮冠状切開を用いたアプローチが行われることが多い。われわれは鼻内内視鏡を用いたアプローチを行い整復術を行っている。本方法は手術侵襲も少なく,眼窩内壁骨折治療には有用な方法と考えられたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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