icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科64巻7号

1992年07月発行

文献概要

原著

外傷性顔面神経麻痺に対する顔面神経減荷術

著者: 出井教雄1 新川敦1 三宅浩郷1 坂井真1

所属機関: 1東海大学医学部耳鼻咽喉科教室

ページ範囲:P.489 - P.493

文献購入ページに移動
 はじめに
 近年,交通事故の増加に伴い,外傷性顔面神経麻痺の患者は増加している。これらの外傷性顔面神経麻痺の治療としては,保存的治療と手術療法とがある。手術療法としては,顔面神経減荷術(以下,減荷術と略)を行うことが多いが,その適応や施行時期については議論のあるところである。私達は最近11年間に42例の外傷性顔面神経麻痺を経験し,このうち27例に対し減荷術を施行した。今回この27例を検討し,若干の知見が得られたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?