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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科64巻8号

1992年08月発行

原著

顔面多発骨折に対する3次元CTの応用

著者: 塩谷彰浩1 行木英生2 加納滋3

所属機関: 1済生会横浜市南部病院耳鼻咽喉科 2静岡赤十字病院耳鼻咽喉科 3国立栃木病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.613 - P.620

文献概要

 はじめに
 顔面骨は複雑に多数の骨が組み合わされた集合体であり,顔面骨の多発骨折においては,加わる外力の程度や方向によりさまざまな損傷の形態をとりうるため,治療計画をたてるうえで,その骨折の部位と程度を速やかに正確に把握する必要があり,手術操作も欠落した機能を回復させるだけでなく,容姿復元にも重点が置かれなければならない。これらの点を満足させるには骨折状況を立体的に正確に把握することが求められる。今回われわれは,顔面多発骨折に対して,従来のCTスキャナーに3次元画像表示システム(以下,3次元CT)を組み込み,診断および術後評価に用い,良好な結果を得た顔面多発骨折症例2例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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