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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科64巻9号

1992年09月発行

目でみる耳鼻咽喉科

鼻すすりが誘因の中耳病変

著者: 小林俊光1 八木沼裕司1 髙坂知節1

所属機関: 1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.648 - P.649

文献概要

 鼻すすり癖が発症の誘因と考えられる中耳病変は多く,気をつけて観察していると,しばしば遭遇する。病像が未完成の初期の症例の場合には,鼻すすり癖を認めさせ,止めさせることで,病変の進行を阻止することが可能であり,難治例が速やかに治癒することも多い。
 また,すでに癒着性中耳炎や真珠腫となった症例では,手術後の再発防止のために癖を止めさせておくことが必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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