文献詳細
目でみる耳鼻咽喉科
文献概要
鼻すすり癖が発症の誘因と考えられる中耳病変は多く,気をつけて観察していると,しばしば遭遇する。病像が未完成の初期の症例の場合には,鼻すすり癖を認めさせ,止めさせることで,病変の進行を阻止することが可能であり,難治例が速やかに治癒することも多い。
また,すでに癒着性中耳炎や真珠腫となった症例では,手術後の再発防止のために癖を止めさせておくことが必要である。
また,すでに癒着性中耳炎や真珠腫となった症例では,手術後の再発防止のために癖を止めさせておくことが必要である。
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