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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻10号

1993年10月発行

文献概要

原著

顔面骨折の臨床統計—スポーツ外傷と一般外傷の比較検討

著者: 飯沼壽孝12 広田佳治3 加瀬康弘1 田中利善1 沖田渉1 水野文恵1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院耳鼻咽喉科 2現:埼玉医科大学耳鼻咽喉科学教室 3元:公立昭和病院耳扉咽喉科

ページ範囲:P.807 - P.811

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 はじめに
 顔面骨折は一般外傷(対人,対物,交通事故)とスポーツ外傷から発生し,その一部が耳鼻咽喉科を受診する。また耳鼻咽喉科を受診する顔面外傷の大部分は顔面骨折あるいはその疑いである。以下に検討する221症例において203症例は骨折症例であった。われわれは本誌においてスポーツ顔面外傷の臨床統計を発表してその特徴を述べたが1),従来の報告において,顔面外傷をスポーツ外傷とそれ以外の一般外傷に分類して詳細に比較検討を行った報告がないので,本稿ではこれらの2群について臨床統計上の異同を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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