文献詳細
特集 耳鼻咽喉科の機能検査マニュアル
1.聴覚検査
文献概要
はじめに
インピーダンスオージオメトリーは,ティンパノメトリーと耳小骨筋反射測定の総称である。外耳道圧を変化させたときのコンプライアンス変化を測定するものがティンパノメトリーであり,プローブ音以外にもう1つ強い刺激音を与えて,アブミ骨筋の反射的収縮を誘発し鼓膜偏位に基づくコンプライアンス変化を測定するものが耳小骨筋反射である。ティンパノメトリーは中耳系の異常の有無を測定するものであり,耳小骨筋反射はこれに加えて,顔而神経麻痺の障害部位診断,神経筋疾患,聴覚閾値の推定などに用いられる。
インピーダンスオージオメトリーは,ティンパノメトリーと耳小骨筋反射測定の総称である。外耳道圧を変化させたときのコンプライアンス変化を測定するものがティンパノメトリーであり,プローブ音以外にもう1つ強い刺激音を与えて,アブミ骨筋の反射的収縮を誘発し鼓膜偏位に基づくコンプライアンス変化を測定するものが耳小骨筋反射である。ティンパノメトリーは中耳系の異常の有無を測定するものであり,耳小骨筋反射はこれに加えて,顔而神経麻痺の障害部位診断,神経筋疾患,聴覚閾値の推定などに用いられる。
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