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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻11号

1993年10月発行

特集 耳鼻咽喉科の機能検査マニュアル

2.平衡機能検査

[4]ENG検査(視標追跡検査,視運動性眼振検査を含む)

著者: 渡辺行雄1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.112 - P.122

文献概要

 はじめに
 眼振計(electronystagmograph:ENG)は現時点でもっとも簡易に眼球運動を電気的に記録できる装置で,基礎的研究から一般臨床まで広い範囲に利用されている。本装置は耳鼻科領域で主に眼振の観察に使用されてきたために「ENG」と呼ばれてきたが,本来は眼振だけでなく種々の眼運動記録に利用できることから生理学,眼科領域で使われているように「electro-oculograph:EOG」と表現するのが適当かも知れない。しかし,「ENG」はこれまで耳鼻咽喉科で広く普及している用語であり,このまま表現することとする。本項ではENGに関する基礎的事項から,一般臨床,研究分野で実際にENGを使用する際に必要な事項について解説するとともに,ENGを使用した視刺激検査の実際について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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