文献詳細
特集 耳鼻咽喉科の機能検査マニュアル
7.味覚検査
文献概要
1.味覚受容器
ヒトの味覚受容器は味蕾であり,口腔から下咽頭にかけて広範に存在している上皮性の突起である乳頭内に存在している。特に舌の前方2/3に散在する茸状乳頭,後力の舌縁に存在する葉状乳頭,舌根部に逆V字型に配列している有郭乳頭の中に多数存在している。軟口蓋の粘膜上に散在する乳頭(口蓋乳頭)内にも多数の味蕾が存在するが,その機能は若年者においては活発であるが,加齢により減退する傾向が強い1)。
ヒトの味覚受容器は味蕾であり,口腔から下咽頭にかけて広範に存在している上皮性の突起である乳頭内に存在している。特に舌の前方2/3に散在する茸状乳頭,後力の舌縁に存在する葉状乳頭,舌根部に逆V字型に配列している有郭乳頭の中に多数存在している。軟口蓋の粘膜上に散在する乳頭(口蓋乳頭)内にも多数の味蕾が存在するが,その機能は若年者においては活発であるが,加齢により減退する傾向が強い1)。
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