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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻2号

1993年02月発行

原著

Crow-Fukase症候群(高月病)における多発性血管腫の治療経験

著者: 太田修司1 袴田勝1

所属機関: 1八戸市立市民病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.133 - P.138

文献概要

 はじめに
 耳鼻科医にとって馴染みのない病名であるが,Crow-Fukase症候群あるいは高月病といい(以下,本症候群と略),多発性神経炎を主とし,皮膚変化や性ホルモンを中心とした内分泌障害など多彩な症状を呈する,主として内科に多い疾患がある。30%の頻度で皮膚血管腫が発現し,皮膚科医による考察も数件あるが1,2),これまで耳鼻科的観点からの報告はなかった。鼻腔,喉頭に発生した血管腫から出血をきたし,手術的治療を必要とした症例に遭遇したので,その治療経過を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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