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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻2号

1993年02月発行

文献概要

講座 頭頸部外科に必要な局所解剖・2

頸部の筋

著者: 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2解剖

ページ範囲:P.161 - P.169

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 はじめに
 頸部はしばしば充実した円柱にたとえられる。その中味のうちで最も大量を占めるのは筋である。第6頸椎(C6)の高さのCT写真上で断面積を計測すると,筋の占める範囲は,総断面積の約1/2(男50.5%,女44.2%)に及ぶという1)。筋の塊はいくつかのグループに分割され,さらに細分されて複雑に配列している。筋は豊富な血流を受け入れ,またかならず支配神経を引き込んでいるので,頸部の手術においても重大な関心を払う必要がある。ここでは頸部の手術に関連の深い筋について検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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