文献詳細
講座 頭頸部外科に必要な局所解剖・4
文献概要
はじめに
目的器官の循環遮断は手術の中で最も重要な要素であろう。また到達路の途中で出会う血管も適切に処理しなければ視野の確保は望めない、頸部は頸動脈と鎖骨下動脈という2大血管の支配下に置かれているが,縦走する頸動脈がかなり高い位置で分枝を行うので,横走する鎖骨下動脈がこれを代償しなければならない。したがって鎖骨下動脈のカバーする範囲は広く,枝の種類も豊富である。個々の臓器の動脈分布については,その項で述べることとし,今回は主として鎖骨下動脈とその分枝形態について考えておくことにしたい。
目的器官の循環遮断は手術の中で最も重要な要素であろう。また到達路の途中で出会う血管も適切に処理しなければ視野の確保は望めない、頸部は頸動脈と鎖骨下動脈という2大血管の支配下に置かれているが,縦走する頸動脈がかなり高い位置で分枝を行うので,横走する鎖骨下動脈がこれを代償しなければならない。したがって鎖骨下動脈のカバーする範囲は広く,枝の種類も豊富である。個々の臓器の動脈分布については,その項で述べることとし,今回は主として鎖骨下動脈とその分枝形態について考えておくことにしたい。
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